㈱岐阜造園｜GIFU ZOHEN - グリーンリポート

『歴史を継承し、新しい命を吹き込んだ高級庭園外構』

【工事件名】	積水ハウス M様邸新築外構工事	【施工担当】	木　村
【場　　所】	東京都杉並区	【設計担当】	山　田
【竣　　工】	2023年5月	【営業担当】	川　合

もともとあった長屋門を建て替え。両袖は白河石を張った上品で格式のあるファサードをつくりました

主庭はもとの庭にあった景石や灯籠・樹木も多く活用しリズミカルに配置された新旧樹木がうまく混ざり合い、お庭の新しい風景をつくり出しています

塀の仕上げは全長御影石を使用し、自然石の重厚さと奥深い風合いを持つ高級感のある仕上げとしました

玄関に入って正面の坪庭には、水景に見立てた砂紋と既存の灯籠を中心とした立体的な風景を作りました上方からのスポットライトが砂紋を照らし幻想的な雰囲気を醸し出しています

旧宅の長屋門をイメージしつつ、両袖に白河石を張ったモダンな長屋門勝手口には電気錠を採用

屋根を浮かせ奥行感を演出

モダンな長屋門に山採りのアオダモや門かぶり風のコハウチワカエデが映える

目地幅を揃えた錆御影石積(岐阜県産)

全体風景手前のサンゴジュの大木がこの屋敷の歴史を表している

石積みから頭を覗かせる西洋シャクナゲ、ツバキ、モッコクなどの植栽は既存樹木を移植

普段使われている勝手口扉

正面からは勝手口扉を見せない様配置をしファサードをすっきりとさせた

デザインをシンプルにした事で石積みの塀が強調された

風格のある水鉢にあえてステンレスの筧を使いモダンさを演出

正面からは枯山水庭園、左客間からは苔山で砂利を消し見る方向によって違う空間が現れる

旧庭の庭門を再利用し前庭と主庭の切り替えを明確に表現

白河砂利とコケ張りの接点にサシ石を入れこだわりの有る仕事をしている

【　コメント　】

既存の樹木や景石・灯籠などを多く活用し、再度命を吹き込むことで、新しい庭園風景やファサードをつくり出す工事となりました。歴史のある長屋門や、大きく育った木を多く解体伐採した工事でしたので、新しくつくリ上げる長屋門やお庭も、格式さや古きを生かしたものにする必要がありました。
短い工期の中でよりよい仕事をする必要があり、施工担当や職人さんの尽力のおかげでお引渡しを完了することができました。7月から同敷地内の北側にシャーメゾン外構工事の着手ですので、そちらも期待を裏切らないよう尽力してまいります。

長屋門の造作から施工開始